認定違法サイトの紹介
本稿では定義に基づいて認定した違法サイトを紹介します。当サイトが認定した違法サイトを閲覧しに行くことは、今後違法とされる可能性があります。
1. 文化庁
- サイト名称
- 文化庁ホームページ
- アドレス
- http://www.bunka.go.jp
- 運営者の種類
- 政府機関
- 認定年月日
- 2007年12月18日
- 認定の理由
- 過去に行った違法サイト行為
理由
文化庁は、「文化の振興及び国際文化交流の振興を図るとともに、宗教に関する行政事務を適切に行うこと
」を任務とする文部科学省の外局で、文化芸術の振興、文化財の保護、著作権に関する業務を行う政府機関である。文化庁ホームページ(以下、「本サイト」という。)は、文化庁が自らの情報を発信するために開設しているホームページである。
本サイトは2005年5月24日に「著作権契約書作成支援システム(以下、「システム」という。)」を公開した。これは、「著作物の創作や演技・実演を職業としない人や、著作物の利用を職業としない人が、著作権契約における書面作成を行う際に支援するためのシステム
」である。
公開直後、システムに使用されている画像が、Apple社が著作権を有するMac OS Xの画像と同一であることが明らかになった。これは明確に著作権法第23条違反である。
事態が発覚した後、文化庁はシステムを本サイトからいったん削除し、Apple社に謝罪して本件について不問とする旨の回答を得たとされている。
文化庁において著作権について最も精通するのは長官官房著作権課であることが、名称等から推定されるところ、その最も精通している部署が著作権法違反を犯していることは、文化庁の著作権に対する意識が極めてお粗末であることを露呈しており、今後本サイトのどこにどのような著作物が無許諾でアップロードされるかについては予断を許さない。よって、当協会は本サイトを違法サイトと認定し、本サイトの閲覧は今後著作権法違反になりうることを警告する。
以上
関連情報
- 文化庁の著作権サイトが知的財産権侵害? Mac OS Xのアイコン画像盗用か(Internet Watch)
- 文化庁サイトにMac OS Xのアイコンが?(ITmedia)
- 文化庁、Webを削除 「事実関係を調査中」(ITmedia)
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- アイコン無断使用で停止の文化庁システムが2カ月ぶり再開(ITmedia)